― 仕事をしていてやりがいを感じるのはいつですか? ―
「お客様が繁栄し、喜んでいただけたとき」がやはり一番やりがいを感じます。
一番印象に残っているのは、新卒で入社した事務所での話にはなりますが、入社後3カ月で担当を引き継ぐこととなった数年来赤字が続いているが、ご子息に承継するまでにどうにか黒字化させたいという希望をされている建設会社様です。
初めての担当で何も知らない・わからない状況であったこともあり、社長様から「どうしたら黒字にできるか?」と質問を受けた際に、返答に困り「わかりません。でも一緒に考えていきませんか?」と答えることしかできませんでした。しかしながら、その社長様は、私の意見に対して、真摯に耳を傾けていただき、共に試行錯誤ながら協力して進めた結果、3年で黒字化にすることができたのです。そして、担当変えがあった最終日に、社長様から感謝の言葉をいただけたときに、この仕事のやりがいを実感し、私の転機となりました。
― 税理士を目指した理由は何ですか? ―
大学受験の際に、専門職に付きたいと思ったのがきっかけです。
ただ兄2人が理系に進んでいたので、1人くらいは文系でもいいだろうと思い、いろいろ調べていたところ、当時仕事をしながら科目合格を目指すことができる税理士という資格を知り、目指すために会計学科がある大学を受験することを決意し、受験しました。
― 他の事務所と違うと感じることはありますか? ―
まずは自由ということところです。
裏を返せば自分に厳しくないとやっていけないということにはなりますが、メリハリをつけて業務を行うことができるのはとても私にはあっているなと思っています。
あとは代表の懐が広いことです。
「何かあっても責任を取る」ということを言う人はたくさんいますが、いざその場面になったときに、実行できるかが問われることになります。税務判断をするのは知識だけでなく経験も必要で、税理士事務所のスタッフ時代、びくびくしながら判断しているケースや判断に迷いながら業務を行っているようなことも少なくありませんでした。そういった税務判断に対して、「特別に感じる」ことなく相談することができ、業務を行っていくことができる事務所です。
― 休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください ―
休日は子どもと遊んだり、出かけたりなど、基本家族と過ごすことが多いです。
月1回仲間を呼んでゴルフをしたりもします。
― 今後の目標を教えてください ―
「税理士」としてはまだキャリアが浅いですが、これからどのような「税理士」になれるかという視点を持って、日々自己研鑽してきたいと思っています。
自分の知識や経験を伸ばすだけでなく、それをいかに若い人達に伝えて、良い影響を与えていくことができるかに重きを置き、共に成長していけたらと考えています。
《1日のスケジュール》
― 会計事務所に入ろうと思ったきっかけは? ―
大学生の時に経営学部を学ぶ中で会社の経営をもっと学びたいという気持ちが芽生えました。
また、ご縁があって他の会計事務所のアルバイトをすることになり、会計事務所で働くことで、いろいろな会社のことを知れるということがわかり、会計事務所に就職しようと考えました。
― 研修はどんなことをしましたか? ―
入社時はコロナ過で対面での研修はありませんでした。
そのかわり、オンデマンドでの研修が豊富にあり、会計事務所の業務内容や理念などの基礎的なことから、実際の作業や会計ソフトの使い方等いろいろなことを研修して、学びました。オンデマンド研修であれば、いつでも視聴できるので、自分のスケジュールに合わせた研修が可能なのがいいなと思います。
現在もオンデマンド研修が無料で見放題なので時間を見つけて勉強しています。
― 入所する前と入所した後のギャップはありましたか? ―
入所する前は、事務所内でデスクワークをするのがメインだと考えていましたが、実際は担当先企業に月に1度訪問するので、外出もあります。この外出が意外と気分転換にちょうど良いです。
また、税務会計の作業のみと思っていたんですけど、労務関係の仕事も携わることがあったことが入ってみて感じたギャップですね。
― 入社後のフォローはありましたか? ―
新卒での入社でしたので、電話の受付方法など会計以外の業務から教えていただきました。
もし仕事上でミスをしてしまった場合でも、上司や代表にまず報告することで、すぐにフォローしてくださいますし、また同じようなミスをしないよう相談できて自分の成長につながりました。
不明点等あれば周りの方にいつでも聞ける社風ですので、安心して業務ができました。
― 今後の目標を教えてください ―
今後の目標としては資格の取得と実務経験の蓄積です。
知識を得ることも重要ですが、経験の蓄積も大事であるということがこの業界に入ってみてとても身に染みて感じました。知識と実務経験の両方を積み重ねてより多くの方の助けになりたいと思っています。
― アシスタントってどんな業務をしていますか? ―
他の担当者の関与先の月次の入力を任されることが多いです。
他にも決算書のファイルを作成してお客様にお渡ししたり、関与先のお給料計算も何件かしたりします。
月次入力にしても他の業務にしても、それぞれの関与先に特徴があったり、担当者の確認するべき点が人によって違うので、それを覚えておかないといけないことが大変ですが、混乱しないように関与先ごとに業務フローやマニュアルを自分なりに作って間違いがないよう気を付けています。
― 元々別の業界にいたとのことですが、この業界に入った理由は? ―
元々、医療の治験をしているクリニックに勤めていて、医療事務とは別で治験の製薬会社に請求書を起こしたり、従業員の給料計算などをしていました。そのクリニックを退職するときに、たまたま知り合いだった事務所の職員さんに「経験が少しでもあるならうちに来ない?」と誘っていただいたのがきっかけです。
― 産休を取る前と取った後の違いはありましたか? ―
育休中に復帰後の働き方について代表と相談させてもらい、短時間勤務制度を利用させてもらっていますので元々記帳代行で担当していた関与先の数を減らし、アシスタントという立場で他の人のサポートを中心に業務する形態になったことが変わった点だと思います。
どうしても子供の事情で急遽休まないといけなくなるときもあるので、他の担当者に任せてもらう仕事は締め切りに余裕がある仕事を多めに回してもらったり、急ぎのものはその当日中に終わるようなものを任せてもらったりするなど、スケジュールがタイトにならないよう協力していただき感謝しています。産休を取る際も先に税理士先生が取っていたので、特に不安はなかったです。
総務の方もなれていて、手続きもスムーズに済みましたし、休んでいる間の税金関係のサポートもしっかりしてもらったので助かりました。
― 仕事と育児の両立で大変なことは? ―
一番は体調管理ですね。
最初のころは、私自身も子どもから風邪を貰って一ヶ月ぐらい風邪をひいている状態だったので、今は乳酸菌飲料飲んだりして免疫をあげて対策しています。
あとは大変という訳ではないけど、急遽穴をあけないといけなくなった時も職員さんだけでなくお客様にも迷惑をかけないようにしっかりスケジュールを組むことを注意しています。